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代表ご挨拶

私が訪問介護員を始めたのは、現在23歳の息子が幼稚園の時でした。

 

子どもを育てながら、子どもと過ごす時間も作りやすい仕事として

選んだのが、訪問介護員でした。個人的な理由から始めた介護でしたが、

 

介護の現場には、ペットが一緒に暮らしている場合もあります。

介護の現場は、命の現場です。命ある者は、人ばかりではなく、

ペットもそうです。

 

以前、車椅子生活をされている飼い主の、ねこのみこちゃんのお世話を

したことが有りました。25年連れ添ったみこちゃんが、

ある日息を引きとり、動物霊園に一緒に行った時、みこちゃんを

安置する部屋は2階です。車椅子の飼い主さんは、歩けるはずがありません。

その場で奇跡が起こったのです。
「みこちゃんの側に行く!」と立ち上がり、階段を一歩、一歩登り始めたのです。

最後は、猫のみこちゃんと飼い主は、二人だけの時間を過ごし、本当に幸せなねこちゃんだったと思いますし、飼い主さんも、最後まで見届けることが出来て、安堵していました。

こんなにもペットと飼い主の間の絆は、奇跡を起こすのかと。


現代、高齢化社会が進む中、自分自身が介護状態になったことにより、愛するペットの面倒を見ることができなくなり、殺処分場にやむなく連れてくるご老人が増えています。

ペットがいることで元気でいられるご老人がいる中で、介護状態であるがゆえに引き裂かれなければいけない。この状態をどうにかしなければと私は思い、ペットシッターの資格も取得しました。

ご老人の最後の願いであるペットと余生を過ごす人生のお手伝いができたら。

訪問介護本舗こねこが目指す世界です。

株式会社こねこ代表 

水口 香織

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